Appian社による訴訟に対する声明
本訴訟において、当社はその主張および評決に強く反対します。評決は事実にも法律にも裏付けられておらず、重大な誤りの結果であると言えます。 当社にはこの評決を覆す有力な根拠があり、あらゆる法的措置を積極的に検討しております。 特筆すべき点は、控訴審の手続きには何年もかかる可能性があり、完了するまではいかなる評決に対しても支払い義務が発生することはないということです。
なお、今回の評決は、当社が販売する製品および提供するサービスに何ら影響を与えるものではありません。 当社は今までと変わらず、お客様が将来に備えて最も差し迫ったデジタルトランスフォーメーションの課題に取り組めるよう、引き続きその支援に尽力して参ります。
チーム Pega のみなさま
リーダーシップチームに代わり、私がここにお時間をいただき、Appian 訴訟に関しての重要な説明を行い、ご質問にお答えしたいと思います。 まず、本件は競合間での民事訴訟であり、犯罪に関する訴訟ではありません。 当社の声明にあるとおり、Pega は今回の申し立ておよび最近の評決は、事実および法律上根拠がないものであり、重大な間違いによるものであると強く異議を唱えています。
当社はこの上告が十分に強いものであると自信を持っています。 上告のプロセスには何年もかかる可能性があり、プロセスが終了するまではいかなる判決金も支払うことはありません。 たとえ判決金を支払う必要があるとなった場合でも、Pega には支払う財力があります。
Pega による自社製品の開発、販売、またはサービスの提供に今も未来も制限はありません。当社のクライアント、潜在顧客、パートナーが当社の製品を利用していただけることに疑いの余地はありません。 このことは最終的結果が何であっても変わることはありません。 当社は引き続き業界最先端の技術とイノベーションに投資していきます。 今後も当社のクライアントおよびパートナーと深く、そしてパーソナルに関わり続けてください。
2012 年、Pega の当時の競合情報長であった John Petronio は競合調査を行うために、人材会社を介し、あるパート契約社員を雇用しました。 Petronio 氏はこの社員を教育、監督し、職務内容を基にしたビデオと研修を作成し、「Project Crush」を指揮しました。この契約社員の業務は 2014 年 9 月に終了し、3 年間で 23,000 ドルが支払われました。
2015 年 1 月、Pega は Petronio 氏の契約を終了しました。
現在 Appian は Petronio 氏を競合情報長として雇用しています。
Appian はこの契約社員が、Appian が現在「企業秘密」として申し立てている情報を Pega に提供したと主張していますが、Pega はこれを強く否定します。 Appian の CEO および共同創設者である Matthew Calkins の供述には、彼が Pega が不正使用したとする企業秘密をひとつも特定できなかったと供述しています。 公判中、Appian の製品戦略副社長および代理最高技術責任者である Malcolm Ross は何が企業秘密で何が企業秘密ではなかったのかに関する供述を変えました。
現在企業秘密とされているものの多くは、実は Appian 製品の制限および弱みです。 Appian に雇われた専門家の一人は、「これらの弱みを顧客に隠す」ことが重要であったと供述しています。現在企業秘密とされているものには Appian の顧客によるデータ消失のリスクなどの Appian 製品の重大な欠点が含まれます。
39 年以上操業する中で、当社は世界の主要な組織および政府の多くと深く信頼の厚い関係を築いてきました。 何か問題があれば、我々は責任をもって対応します。 Pega は少数の従業員が、Appian が Pega には開示したくなかった一般用の Appian 無償トライアルにアクセスしていたことを認識しています。 当社はこのような Appian 無償トライアルへのアクセスを今後防止するための改善策を取り、技術的な阻止機能を導入しました。
Pega の CEO が Appian 無償トライアルにアクセスしたという Appian のプレスリリースでの暗示は断固として間違っています。
Pega はかなり前から自社の無償トライアルを競合他社も含むすべての人に公開しましたが、これは Pega としては無償トライアルには企業秘密は含まれないという認識によるものです。
本訴訟について、継続的にコメントをする予定はありません。 この情報を安心してシェアしていただくために、本書を 8K として一般公開します。
Pega と当社のクライアントおよびパートナーへのみなさまへのサポートおよび揺るぎないご後援に感謝いたします。
Ken
Pegasystems Inc. | 最高執行責任者兼最高財務責任者 | Ken Stillwell
当社のクライアント、潜在顧客、パートナーが当社の製品を利用していただけることに疑いの余地はありません。 このことは最終的結果が何であっても変わることはありません。 当社は引き続き業界最先端の技術とイノベーションに投資していきます。 これを裏付けるものとして、当社の社外弁護士による添付の書簡をご覧ください。
当社はこの上告が十分に強いものであると自信を持っています。 上告のプロセスには何年もかかる可能性があり、プロセスが終了するまではいかなる判決金も支払うことはありません。 たとえ判決金を支払う必要があるとなった場合でも、Pega には支払う財力があります。 例として、Pegaは2020年2月に転換社債を発行して1日で6億ドルを調達しました。 このような仕組みにより、予期はしていないものの、このような事態に対応することは可能です。