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Liz Fealy
リズ・フィーリー(Liz Fealy)
EYグローバルピープルアドバイザリーサービス副リーダー
Dan Higgins
ダン・ヒギンズ(Dan Higgins)
EYグローバルテクノロジーコンサルティングリーダー
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ワークフォースの青写真

企業・組織の回復力(レジリエンス)を強化するには、人材を中心に設計しましょう。


パンデミックにより、ほとんどの企業のテクノロジー、プロセス、そして従業員に大きな圧力がかかり、その耐性が試されました。 IT部門はテレワーク対応で従業員のデバイスを整備するために奔走しました。同時に、経営管理を支援しながら、多くの場合マーケットシェアの拡大も目指すデジタルトランスフォーメーションのプロジェクトも推進しなければなりませんでした。

もちろん、すべてが順調だったわけではありません。 お客様は、技術面で失敗したり、プロセスで失敗したりしていましたが、 セーフティネットとなったのは人材でした。 従業員は、回復力を備えていることを証明しました。 そのため、新しいテクノロジーの導入や、反復的な手作業の代わりにワークフローのデジタル化(ビジネスの回復力を維持するための鍵)を検討している企業・組織は、将来を見据えた戦略の中心に「人」を据えるようになりました。

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「お客様は、技術面で失敗したり、プロセスで失敗したりしていましたが、 セーフティネットとなったのは人材でした」


そこで、ビジネスリーダーは、賢く戦略的に自動化を進めるために、4つの質問を次の順番で自問しています。どのような業務が必要か。 どの業務を自動化できるか。 既存と新規の業務で、人間にしかできないものは何か。 その業務を遂行するには、どのようなスキルが必要か。 戦略的なワークフォースを設計する過程とは、このようなものです。 この方法で、手作業や繰り返し作業を自動化できます。 そうすることで、従業員は自由になり、イノベーションを起こす余裕が生まれます。目標に向けて真っ直ぐ進み、解決すべき問題に取り組むことができるようになるのです。 私たちはこれを「未来のワークフォースの青写真」と呼んでいます。

これにはワークフォースの持続可能性が関係しますが、 従業員を解雇して新しいスキルを持った人材を採用するのではなく、従業員のスキルアップを図るのです。 世界経済フォーラムは、主に職場の自動化の結果、2025年までに現在の人材の50%にスキルアップが必要になると予測しています。

2025年までに現在の人材の50%にスキルアップが必要になります。

現在の最重要課題は、将来的に必要となるスキルの獲得です。 あるCTO(最高技術責任者)は、「技術に精通した人材が必要だが、 ビジネス全体で協力し合うための360度の思考も必要である」と説明します。つまり、大規模なテクノロジー投資を計画する際には、ワークフォースプランニングも同時に行う必要があります。

2014年にクラウドコンピューティングが企業を変革するキーワードとして広まった「コンポーザブル・ビジネス」という新しい概念がありますが、 この考え方は、パンデミックの発生以来、さらに注目を集めています。 これはパンデミックに対してだけでなく、市場ニーズ、顧客ニーズ、企業内部のニーズに適応するために、アジャイルなビジネスモデルとデジタルテクノロジーを組み合わせることを意味しています。

重要な考え方ですが、これは人間中心ではありません。 多くの点でテクノロジーやプロセスを中心としたものですが、 新しく構築するのではなく、組み合わせることに注目しているのは良い点です。 エコシステムをどのように活用できるか。 サービスをどのように活用できるか。 あらゆる資産をどのように活用し、まったく新しい方法で組み合わせることができるのか、について考えるのが重要です。

ただし、忘れてはならないのが人です。 回復力を高めるためには、オートメーション、組み合わせ型のモデル、そして何よりも戦略的なワークフォースを含め、すべて総動員する必要があります。 立ちはだかる問題が何であれ、それがパンデミックやサイバー攻撃なのか、またはマーケットの要請なのか、回復力は欠かせません。 回復力を高めることで、将来何が起こるとしても、組織と人材は活気に満ち溢れ、健康を維持し、強さを保ち続けることができます。

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